MECE分析とは?
M:Mutually
E:Exclusive
C:Collectively
E:Exhaustive
の略
ビジネスにおいて「もれなく、ダブりなく」を分析する手法です。
これをすることにより、
仮に売り上げが下がった場合、それが何が原因なのかという事実に対して有効な項目に因素分解することができます。
種類
層別分解:一つの商品に対して全体を複数分に分ける 例:年代別 季節別、販売チャネル別
変数分解:売上=商品販売数✖️商品単価、顧客数✖️平均購入単価
ダメな例
もれない、ダブりあり もれあり、ダブりなし もれあり、ダブりあり
例題:旅行の予約システム会社のAさん
切り分けた = 国内→国内、国内→海外、海外→国内
切り分けていない(意図してない) = 海外→海外 ここの需要増加で成績を伸ばしている企業を発見し、公開する
これはダメな例のもれあり、ダブりなしに該当します。
本来であれば切り分ける際に「国内→国内、国内→海外、海外→国内、海外→海外」の四つに切り分けていれば、海外→海外の部分にも目が行き、調査等を行い、他社に独占されたり、ビジネスチャンスを逃したり、することはなかったでしょう。
コツ
・切り分ける要素において「その他」を使うと理論上もれは少ないが全体の3割以上の比較的大きな割合を「その他」扱いするのは乱暴な場合があります。
・切り分けて「価値、意味」のある分け方を行うべきです。そのため、改善したい事象次第では全く同じ分析でも有用、無用になる場合があります。
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