UNIQLOとは?
株式会社ファーストリテイリングが運営するファッションブランド、CEOは柳井正氏
1984年 広島市に第一号店が出店
2018年 時価総額2兆円、ZARAに次ぐ世界第二位
UNIQLOの戦略
ZARAとの比較
最新の流行を取り入れつつ、短いサイクルで大量生産し、世界的に販売するモデル
UNIQLO=ベーシックカジュアル、lifewear、デモクラティックウェア
高品質(耐久性、質感)と機能性(暖涼や速乾)とシルエット(恒久的なおしゃれさ)を製造販売するモデル
また柳井氏は在庫欠品は絶対NGで、現地視察の際、欠品があるどバチ切れとのこと汗
そのためAIで過剰在庫と欠品を防ぐのにバックスタッフは必死になるとのことです。
ユニクロの成長戦略STP
企画製造販売を一貫して行うアパレルのビジネスモデル=SPA
S セグメンテーション(どこの市場)=的
T ターゲティング (自社製品の販売先、顧客)=的のどの部分
P ポジショニング(自社の役割)=どの位置から
【セカンドブランドGU】
GUはユニクロの7割くらいの価格帯で、
①「より低価格」を求めるユーザーへの対応
②UNIQLOブランドのハイエンド化
を狙って作られています。
※発展途上国でのユニクロの立ち位置は「おしゃれな良いブランド品」となっています。
ユニクロが成長し続ける理由
「天才」を取り込む力がすごいとのことです。
UNIQLOが「スキニージーンズ」を出したとき、
本泡裕治「23区denim」プロデューサーとコラボしました。この方は
デニム界のレジェンドと呼ばれ、これまで100近くのブランドdenimプロデュースに携わっています。
またデザイナーズ・インビテーションというプロジェクトがあり、
東京・パリのセレクトショップ向けのデザイナーとコラボしました。
その時のデザイナーへの口説き文句は
「高品質な素材、設備、販路を低価格で提供するから、提携しよう」とのこと。
有名デザイナーとしても、自分がデザインした服が高品質かつ低価格で世界中に売れるということ
は非常に魅力的だと感じたのでしょう。
UNIQLOは「イノベーションを起こせる人材をスピーティーに確保する」ことに長けてることが
強みなのでしょう。
またCEO自身も「シンプルなものほどクリエイティブが必要」という哲学を持っています。
以下はユニクロがコラボした主なデザイナー
・アレキサンダー・ワン
・フィリップ・リム
・J・W・アンダーソン
・イネス・ド・ラ・フレサンジュ
・トーマス・マイヤー
・キウ・ジョーンズ
・クリストフ・ルメール
・ジルサンダー(+J)
目指すは「情報製造小売業」
以下は服の三大歴史の変遷です。
第一世代:ギャップ「大量生産、大量販売」
第二世代:ZARA 「ファストファッション(次々に新しい商品を出す消費型ファッション)」
第三世代:ユニクロ「高品質、低価格、恒常的魅力があるシルエット
上記の流れの中で現状ZARAがトップを飾っています。
タイトルの情報型製造小売業とは
① 自分たちで顧客が欲しいものを情報収集(ICタグでビックデータを収集)
② それを元に企画製造を行い、高品質なものを作る(AIによる分析・デザインと有能な工場を選定)
③ 自分たちで情報発信を行い、販売していく(店舗による大型マーケティング)
上記②にある
有能な工場選定の逸話
例:UNIQLOとZOZOとの違い
ZOZO→繊維専門商社→工場(商社が勝手に決める)
UNIQLO→繊維専門商社+工場(UNIQLOは工場まで足を運び、指導、選定する→匠チームと呼ばれる)
ちなみにドン・キホーテは匠チームが入った工場で衣類を作っています。
理由は高品質な製品を創れるからです。。
匠チームの選定力は他社からもお墨付きなんですね☺
ZARAを抜くためには
世界一への課題として→後継者
柳井氏の息子二人ともファーストリテイリングの役員をしており、
特に長男が優秀とのことです。
ただ柳井氏曰く、「たたき上げの社員から選ぶ。世襲で選ぶのは良くない。」
と言っています。ただもう70歳を超えているので、いつ引退してもおかしくない状況です。
今後、どうやってトップが移り変わるかわ、なかなか見ものです。
【ライバルはAmazonとアリババ】
アリババが百貨店のデジタル化に成功し、ビックデータとAIでその百貨店の売り上げを上げた。
ただしソフトバンク取締役に柳井氏もアリババCEOジャックマーも入っているため、
仲間であり、ライバルであるという構図です。
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